SBI証券におけるクロス取引手順
はじめまして、バナナです。
ちょっとてこずったので、次回発注時に慌てないように、その内容についてお話しします。
【目次】
・クロス取引とは
・経緯
・クロス取引の手順(一般信用売りと現物買い)
・トラブル内容(現金買い付け余力が足りない??)
・対応手順(キャンセルと現物買いからスタート)
【クロス取引とは】
3月末は多くの会社が株主優待を出す月です。
(3月末の権利確定日に保有している株主に6月ごろ発送する)
対象の企業数は300社以上とよりどりみどりになります。
一方で、優待の良い(還元率の良い)企業の一般信用株は在庫がなくなってきます。
【経緯】
私も株コム証券で抽選枠を狙っていたのですが、ことごとく外れてしまいました。
そこで、今回、新たにSBI証券でクロスすることにしました。
【クロス取引の手順】
クロス取引にはいくつかの手順がありますが、株主優待クロスと言われるのは以下の2つの手続きを組み合わせた取引です。株価によりますが、50万円までの取得であれば、おおよそ500円以下ぐらいの手数料で取得が可能です。
・一般信用売り
・現物買い
【トラブル内容】
①SBI証券で在庫があることを確認して、15日の一般信用売りを行いました。
②反対取引の現物買いを行おうとしたところ、余力不足の表示が出ました。
現物買いは成行で行ったため、前営業日の終値+αの余力が必要になります。
今回は+αまで考慮していたので???となりました。
【解決方法】
結果として、以下の手順で無事クロス取引が可能でした。
おそらく、一般信用売りで拘束された保証金によって、現物買いの余力不足に陥りました。現物の80%(銘柄により異なる割合)の分は信用余力に組み込まれますが、一方で信用売りの余力はそのまま消えてしまうようです。キャンセルで復活したのは幸いでした・・・
③一般信用売りをキャンセルする。
④現物買いを行う。
⑤一般信用売りを行う。
【まとめ】
クロス取引をするときは、以下の余力が必要になります。
現物買いから始めることで回避は可能ですが、先着順の優待銘柄取得では在庫切れになる可能性が高いです。
【必要余力】
30%の信用保証金 + ストップ制限幅分の保証金 + 前日終値
参考資料:日本取引所の制限値幅
https://www.jpx.co.jp/equities/trading/domestic/06.html